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*My favorit room*

全く何の予備知識もなく見ました。
NHKの土曜ドラマだから間違いはないだろうと思ったし、、リリー・フランキーさんというのにも心惹かれて。

最初の映像が引きの画で、ちょっと現実離れしたような不思議な感じ。
過去と現在を行き来しながら主人公の人生を描いている感じで、とりわけすごい事件が起こるわけでもなく淡々と話は進んでいく。
でも、途中で何かおかしいぞ…と思ったら、そうかそうだったのか。
あれは過去と現在ではなく、主人公の心の揺らぎそのものだったんですね。
やられた…という感じでした。

全体的に淡々としているんだけど、少しずつ異変が訪れ、とうとう爆発する様は、見ていてリアルでつらかったな。
お医者さんの長谷川さんもなんだか不思議な存在感で、きっといい役者さんなんだろうな。(私、『家政婦のミタ』はながら見してたくらいで(^^;)

ラスト、夫が妻に語りかけた言葉は、あまりにささやか過ぎる願いで泣けました。
それはそれはささやか過ぎる一歩。だけれど、きっと未来につながる一歩。

そう言えば、『最後から二番目の恋』も泣けたな。
大人の涙は、あまりにも切なくて、ぐっと来ます。

このお話、オムニバス形式になってるんですね。
最初に同世代の仲間の写真が出て来たのに、登場人物はリリーさんだけだったので、何となく察しはついたけど…。
こういう言葉ではなく、写真1枚だけを差し込んでくるそういうさりげない演出が好きだったりします。

そしたら、原作は村上龍だったんだね。確かにこのタイトル見たことあるわ。でも、『14歳からのハローワーク』の大人版だと思ってた。小説だったんだね(^^;)
いやぁ、こんな作品書くようになったんだ…って。ほとんど読んだことないけど(^^;)(『コインロッカーベイビーズ』と『69』くらい?『限りなく透明に近いブルー』は最初の数ページで挫折…)
なんだか重松清っぽいよね。

で、なんとプロデューサーは訓覇圭さん!
やっぱりすごいわね。この人は…。期待を裏切らない。
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