*My favorit room*

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あ~終わってしまった。

まずこのドラマ、浅野忠信*1、綾野剛、古田新太、柄本明、遠藤憲一、滝藤賢一、田口トモロヲ、吉田鋼太郎というあまりにも私好みなキャスティングにそれだけで心をわしづかみされ、これは絶対見らねば…と心に決めたのでした。
しかも、NHKの土曜ドラマとなれば、はずすわけはない…という私の絶大なる信頼感も後押ししつつ。
そしたら、脚本…渡辺あや*2 演出…堀切園健太郎*3という何とも胸躍る組み合わせだった。
それに、大友良英さんの音楽がなんともお洒落で妖艶な彩りを添えてくれて、想像を遥かに超える素敵なドラマになっていたのでした。

そんな大好きなドラマが終わってしまいました。
その終わりは、あまりにも衝撃的で、残酷で、切なく、やるせなく、そして、ただひたすら格好良かった…。

それにしても、私、完全に踊らされてました。
でも、それは納得のいく踊らされ方で、最後には複雑に絡み合ってい感情の糸がほどけ、いろんな痛みを伴いつつも、それぞれの思いが少しずつ収まるべきところに収まっていくのを感じることができました。
それは、謎が解けたというよりも、それぞれの思惑、葛藤、一途さ、残酷さなどの諸々の交錯していた想いが徐々に紐解かれていくような感覚。

まず、最終話の序盤は、あっけない幕切れにほっとしたような、でも、何かしっくり来ない違和感が漠然とあり。
ところが、終盤の二転三転に驚かされ、オセロみたいにそれまでの様相が一気に変わってしまう。
そして、残酷すぎる結末に衝撃を受け、それまでの思い込みや信頼を覆されると同時に、それまでに感じていたいろんな疑問や違和感が解消され、それぞれの感情のつじつまが合うという、心地良いものでもありました。

台詞の1つ1つがきちんと意味を持っていて、思い返していくと、あ~なるほど…と少しずつ体に染み渡っていく。
最初に聞いた時も確かにぐっと来る台詞ではあるけれど、それはもっと深い意味を持って胸に迫ってくる。
本当の意味するところは、実は最後になってわかるという粋な仕掛け。
でも、そこには納得すると同時に、何とも言えないやるせなさを伴うんだけれど、そこには潔さやひたむきさも感じられて。
それぞれの立場や狂おしいほどの感情が丁寧に描かれいてるので、それはそれは胸が苦しくなります。

最後のそれは、とても残酷で、磐二にとってはやるせないものではあるのだけれど、それでも怒るでもなく、責めるでもなく、事実をありのままに受け入れる潔さ。つべこべ言わずに、自分自身で背負って行く磐二。

格好良さとは、こういうことを言うんでしょうね。
磐二は、クールで、一匹狼で、女にもてそうに見えるし(実際はどうなんだろ)、煙草をくゆらせたり、コーヒーを淹れる仕草が格好いいのはもちろん、それよりも自分の信じたもののためにひたすら突き進む揺るがない姿勢がとんでもなく格好いいのです。
実は、クールに見せて、とっても熱くて泥臭い男なのではないかと思う。
だからこそ、ますます磐二という男に惹かれてしまう。

こんな感じで、これでもか…と男の格好良さが詰まっている作品です。
しかも、それは見た目や雰囲気だけではなく、何もかもをひっくるめた格好良さ。

そんな男の美学みたいなものがぎゅっと詰まっている作品ではありますが、と同時に女性の美しさや儚かさも感じられます。弱さと強さ、したたかさと健気なさ。一言では言い表すことのできない、女の業というべきものなのかな~。

それぞれの人間関係も丁寧に繊細に描かれていて。
磐二だけでも、かなりたくさんの人と絡んでいるのだけれど。
それは信頼感であったり、猜疑心であったり、嫌悪感であったり、不思議な友情のようなものだったり、恋愛めいたものであったり。一言では言い表せない関係ではあるんだけれど、そのどれもが印象に残るものでした。

台詞ももちろん素敵だったんですが、言葉はなくとも伝わってくる瞬間もあって、好きでした。
やっぱり一番好きなのは、磐二が保に肩を貸すところかな。
そして、電話のとりかたひとつとっても大好き。相手によっては、いきなり切っちゃうし(笑)
そうそう、ストーリーとは直接関係ないけど、浮気調査依頼に来たご婦人の話を上の空で聞いている磐二の表情なんて、好きだったなぁ~。

最後の一瞬までもが意味を持っていて、ストーリーや台詞の一言一言や画面の隅々まで、この物語全体をなめまわすように堪能したい思いに駆られる素晴らしい作品でした。
時間が経てば経つほど、考えれば考えるほど、胸の奥に染み渡ってくる素敵な作品です。


あ~、どうしよう…。最終話、録画失敗しちゃったしな…。
DVD化されたら、買っちゃうかもな。大野くんのドラマ以外だと、『外事警察』以来か?
まさに、今回も「あの男に…いや、あの女に?騙されるな」状態だったなぁ~。

長々と書いてしまいましたが、どうでしょう…。
自分でもあれこれ書きすぎて、頭の中を整理するのにたいへんでした(^^;)

とにかくネタバレにならないように具体的なストーリーなど一切書いてませんが、まだご覧になっていない方は予備知識などは入れずに、ご覧になることをおすすめします。そうすることで、何倍も楽しめると思います。

*1  浅野忠信くん、ほんとにいい男になったねぇ~。
私が最初に見たのは、『麻酔』(日テレの土曜10時 ’94)なんだけど、渡哲也と高橋恵子の息子役でした。
確かロッカーの役だったかな?売れない?アマ?詳しいことは忘れたけど、はっきり言って特に格好いいわけでもなかったし、まだ海のものとも山のものともつかない感じで、でも、何だか不思議な存在感というか何かひっかかるものがあったのは、覚えてます。(記憶力悪いのに、ほんとにこういうことだけは、なぜか覚えてるんだよな(^^;)

調べてみたら、『翔ぶ男』『私立探偵濱マイク』にも出てたんだねぇ。よく覚えてないけど(^^;)
『ステキな隠し撮り』は、コミカルな浅野さんが見られて、おもしろかった。
これからも楽しみな役者さんだなぁ~。

*2 渡辺あやさんの作品は、映画『メゾン・ド・ヒミコ』 、ドラマ 『火の魚』しか見たことないんだけど、どちらも大好き。

*3 堀切園さんと言えば、『ハゲタカ』『外事警察』どちらも好き過ぎて、何十回見たかわからない。DVDまで買ってしまったし。

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開店休業状態でしたが、2019年に向けてラグビー語ります!

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