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概ね世間では好評のような『死神くん』第4話ですが、私にとっては受け入れることの難しいお話でした。

私が特殊なのか、ハードルが高すぎるのか、個人的事情も多少は影響しているとは思うけれど(お腹の子が突然亡くなるという状況は、私には正直きつい)。
でもね、だからこそ、描き方次第ではきっと私の胸にも突き刺さるようないいお話になったのでは…という思いもあって、残念でならない。

ここで第4話を語る前に、ちょっと私自身のドラマに対する想いを書かせてもらうと。
私は、元々ドラマが大好きでよく見ていて…。(ここ数年はあまり見なくなったけど、今クールはけっこう見てるな)
でも、私って若干周りとは違うなぁと思うことも時々あって、友達とドラマについて語り合うなんていうこともほとんどなく…。
だいたい見るドラマが周りと微妙に違う。周りがトレンディドラマとかに夢中になっている時も全然興味なかったし。世間を騒がせる月9も一時期見ていたこともあったけど、基本的に興味がなくて。
民放のドラマもよく見るけど、元々NHKのドラマが好きで(少年ドラマシリーズから始まり、ドラマ人間模様とか銀河テレビ小説とか土曜ドラマとか、よく見ていた方だと思う)
最近で言えば、『半沢直紀』も見てなくて。(1回だけ、ながら見したことはあるけど、私は『ハゲタカ』の方が100倍好みだな…と思って、それっきり)

そんな私がドラマにはまれる要因はいくつかあるけれど、その中でも今回お話したいのは、私の中の振り子が上手く振れるか…ということ。それは相当重要で…。
もちろんドラマを見る時にいちいちそういうことを意識して見ているわけではなく、見終わって、なんかしっくりこないな、もやもやするな…という時は、だいだい心の中の振り子がバランスよく振れていないことが多い。

それに気づかせてくれたのが『この愛に生きて』なんだけど。私のドラマ遍歴の中でも転機となったドラマ。
もうね、こんなにはまるものなのか…というくらい入り込んじゃって。録画して何回も何回も繰り返し見たな。で、毎回ラストで泣く…というね。(ドラマを繰り返し見るなんて、これが初めての体験だった)
でも、VHSで録画してるので、もう見れないかもな~。DVD化して欲しいな~。この頃の野沢作品全部。

このドラマにはまった理由はいろいろあるけれど、私にとって大きかったのが揺さぶり。(振り子の振り幅が絶妙だった)
私の記憶では、その頃ドラマではよく不倫が題材と使われていて。(時期でいろいろあるよね。ストーカー物だったり、医療物だったり、ミステリーだったり)
私的には、不倫がもてはやされているようで、しかも描き方も納得いかなくて、ちょっと嫌な印象を持っていた。

そしたら、このドラマでは、主婦売春を扱うとな!
ちょっと抵抗はあったけど、安田成美が好きだったし、彼女がどんな風に演じるのか興味があり、見てみたらこれがはまった。
(見る前の時点では、岸谷五朗さんって、誰?豊川悦司?ドラマにちょこちょこ出てるのは見たことあるけど、あんま興味ないなあという感じだった。それが、これで岸谷さん大好きになっちゃったね)
きっかけは売春だけど、要は不倫。それも純粋過ぎるほどの…。
でも、夫や子供を裏切るからには、何かの代償を払わないといけない。
それが、愛するわが子の死でした。

この振り子の振り幅がね。私にはぐっと来た。えぐるような感じがね。
いくら純粋とはいえ、不倫は不倫で。家族を裏切ったことに変わりはない。
(純粋だからこそ、罪が重いとも言えるし、曙美が苦しんでいたのも事実)
それに対する代償が一番大事にしている子供を失うことだったという。
この振り幅にやられました。

このドラマは好き過ぎて、以前作っていたホームページに山ほど感想を書き込んだんだけど、データどこかにやっちゃったかなぁ。
繰り返し見れば見るほど、脚本の素晴らしさが感じられるドラマで。
書く方もかなり覚悟のいるストーリー展開ではあると思うんだけど、ストーリーもきちんと練られていて、伏線もちゃんと張ってあって、登場人物1人1人もきちんと描かれていて、寄り添いやすかった。ミステリー的な要素も含んでいたんだけど、それもうまく絡めて、最後まで目の離せないドラマでした。

このドラマについて書き出すと止まらないので、このへんにして…(^^;)。
(野沢尚さんが亡くなった時は、ショックでショックで。もっとたくさんの作品を見せて欲しかったなあ…)

で、肝心の心の振り子ですね。このバランスがいいと、私的にはすとんとはまっちゃうわけです。

例えば、『死神くん』第2話。
甘ったれで、自分のことしか考えていない孝一。目的のためには人の死さえ利用するし、自分のエゴで上司が死んだって構わないとさえ、思っているダメダメなヤツ。
でも、最後に自分の命を犠牲にしてまで、健太を救う…というその振り幅にやられました。
しかも、ちゃんと健太に対する思いがちゃんと描かれていたので、唐突過ぎるその選択も受け入れることができました。
それに、あれっと思っていたこともちょっとした一言で納得できて、心の中に入ってきやすい。

第3話になると、父親との確執と逃避行がアンバランス過ぎて。
結果的に讓二との逃避行をとるのはいいけど、彼女の中できちんと父親への思いに決着をつけて踏み出す瞬間がなかったので、おいおいそれでいいんかいと。父親は仕事の方が大事だから…という表面的な部分でストップしてしまったのが残念でならない。特に父親と対峙する場面はなくても、きちんと自分の中でけりをつける台詞一言が欲しかった。

そういう感じで、私的には振り子が讓二との関係ばかりに振れてしまって、父親との関係がおざなりになってしまったので、振り子が片側にしか振れていないような何とも違和感のあるものになってしまいました。

それじゃあ、どうしたらいいんだよ…と言われても、私は書くことについては全くのド素人なので、何とも言えないんですが…。だからこそ、期待しちゃうという気持ちもあるんですよね。
私には思いつくことのない世界や言葉、感動を得たいから、ドラマや映画、小説という虚構の世界に触れているということもある。じゃないと、何のために時間を割いて、見てるんだよ~って。(ただ単に楽しければいいと思う時もありますけど、やっぱりそこにはおっと思わせる瞬間がちょっとでもあって欲しいと思う)

特に長々と説明したり、直接的な台詞を盛り込まなくてもいいんですよ。何気ない1つの台詞が思わぬ効果を発揮したりすることもあるわけで。
例えば、『鍵部屋』の「彼氏いますか」 私にとってこれはものすごい名言で。
このワードだけだと、興味本位だったり、下心だったり、社交辞令にもとれるような何気ないシンプル過ぎる一言。
なのに、きちんと伏線を張り、状況を描くことで、このシンプルこの上ない一言が思いがけない効果を発揮する。
一瞬にして、榎本の人柄がこちらに伝わって来るという絶妙な台詞使い。
こういうのに出会うと、心底よかった~と思います。

『鍵部屋』では他にも、人嫌いにも見える榎本がすっと椅子を差し出したり、マグカップにちゃんと飲み物が用意してあったりと、台詞を使わなくても、彼の人柄を表すような演出があって、そういうところも好きでした。

で、第4話に話を戻すと、お腹の子が亡くなるという重すぎる結末にあまりにも不釣り合いなそれまでのまなみの言動。
しかも、一体誰が死んだのと不安を煽り、あ~よかった…という安心を繰り返し、最後存在さえ明かされなかった胎児の死で意表をつくという残酷さ。こっちとしては救われるどころか、一気に地獄に突き落とされた気分で…。
見当違いな方向から、止まっていた振り子を無理矢理振られたような、背中からどんっと突き落とされたような感覚。

確かにお腹の子の存在を明らかにすることで、より話が複雑になり難しくなるとは思うんだけど、そこは一番削っちゃ行けないところでしょと、私としては思うわけで。

死神くんの言葉や表情に救われはしても、あまりにも切なすぎて、未だに見れない。

正直つっこみ所満載のドラマなんですけど、肝の部分がしっかり描かれていれば、それさえも納得できると思うんですよね。
だから、もったいない…と思っちゃうわけです。
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コメント

なるほどね。物事をいつも深く捉えていらっしゃるのですね。やっぱり分析が凄いです。
私は自分が興味ないものはまったく無知なので(笑)
「鍵部屋」についてだけ。
「彼氏いますか。」の一言とか榎本さんの行動や仕草で人間性や内面がわかりますよね。
「えっなのに・・・ 最後、ただの泥棒??? 二重人格? 人間の闇の部分ってこと・・・ 悪い人からは盗んでいいと・・・」
色々思いましたが榎本さん好みなので許す(笑)
死神くんは設定や描写がね~ その場その場の感じで全体をみてないような気がします。偉そうにすみません。
惜しい感じしますね。「歌おに」の方が全体の設定や描写がぶれないかな。
1話完結なので期待して見守ります。
 

さとママさんへ

こっちまで付き合って頂いて、申し訳ないです(^^;)
ドラマに対しては思い入れがあるので、期待し過ぎちゃう部分もあって…。
いろいろ言いたくなっちゃうんですよね。

「鍵部屋」もね、つっこみ所はあったんだけど、
それも許せるような世界観、そして榎本さんが魅力的だったので、
楽しめたんだよね~。

連ドラのラストのミステリアスなまま終わらせるという潔さは買いたいけど、
相当揺さぶられちゃったなぁ~。
でも、ある方のコメントを読んで、そうかもね…と
何とか自分を納得させることができました。

『死神くん』は、脚本が行き当たりばったりというか、
一貫性もなくて、ほんともったいない…という思いで見てます。
でも、まだあるから、今後に期待したい!

『歌おに』かぁ~。
これもいろいろ言いたいことあるんだけど、やめとく(^^;)
もちろん良いところもあるんだけど、時々なんでやねん!と言いたくなる(笑)

ほんとに付き合ってくれて、ありがとうございます(^^)

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開店休業状態でしたが、2019年に向けてラグビー語ります!

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